上手な検査の選び方
								
								
									健診が大切
健康状態の基本的診断は職域や広島市住民検診が最も効果的です。 
低料金ですので、受診権利のある方は、進んでお受け下さい。
 継続的、定期的な検査が癌の早期発見に有効です(基本的には1年に1回)。 
発がんリスクの高い方には、特に、お勧めです。
画像診断で早期がんを発見
自覚症状が現れていても、いなくても推奨される検査は
	- 肺癌CT検査:早期肺癌を診断できます。胸部Xp検査とは格段の違いがあります。
- 乳癌MRI検査:早期乳癌の診断に最も有効です。
- 婦人科MRI検査:早期子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌を診断出来ます。婦人科内診に抵抗のある方には婦人科MRI検査が有用です(子宮癌、卵巣癌)。
- 肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓の癌:腹部ダイナミックCT検査がお勧めです。ダイナミックCTとは、造影剤を静脈に注射しながら、3回程度繰り返して検査する方法です。これにより腫瘍の良性、悪性の判断が容易になります。
 ウイルス肝炎の患者様は定期的画像診断が特に必要です。
- 胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査:胃癌や大腸癌の早期発見には最も有用です。
- バリウムによる上部消化管透視検査:早期がんの検出が可能です。
- PET-CT検査:幅広い癌の発見に有効ですが、費用と内部被曝の問題があります。
原発巣の癌診断には保険適応がありませんので、自由診療が基本となります。
腫瘍マーカー検査
	- 各種の癌に、それぞれ特異的が異なる検査です。主に血液で検査します。 
 腫瘍マーカーで早期診断を行うのは困難ですが、多種多様な癌をスクリーニングして、次の検査が判明しますので、画像診断と併用して行われます。
- 全ての腫瘍マーカーをむやみに多く選択すると多種類となってしまいます。 腫瘍マーカーの特徴を知って効果的に選択するのが大切です。
アミノインデックス検査
	- 血液アミノ酸分析;現在の健康状態や現在、癌が存在するリスクの評価ができます。 
 全国に拡散中の検査です。ドック検査としてご利用いただけます。
脳ドックは密かに埋まっている、地雷(未破裂脳動脈瘤)を発見 
 大変、意義のある検査です。
									
								 
								
							
							
							
								全身の画像診断:当院の方針
								
								
									癌 や 脳卒中 狭心症 腰痛 手足のしびれなど、全身の、どのようなご病気に対しても適切な画像診断法をお選びして検査いたします。なんなりとご相談ください。
MRI検査
最新の機器をご用意しています。 
1.5 テスラMRI  シーメンス社製  MAGNETOM ESSENZA 
2013年7月 新規更新 乳腺専用コイルで最高水準の乳癌診断
- 脳卒中や脊柱、関節病変、乳腺、婦人科領域はMRIが断然有効


乳腺専用コイル
[ご注意] 
心臓ペースメーカーや体内金属装着、お化粧やマスカラなどをご使用の患者様には御利用いただけません
CT検査
最新鋭16列MDCT GE社製 Bright Speedを用います。 
2010年5月 新規更新機種  高速スキャンができます。
- 高速スキャンで素早く検査
- 患者様のお具合が悪い時にも検査可能
- 被曝低減でより安全な検査
- 早くて見やすい3次元画像表示


3D画像表示

蜘蛛膜下出血

眼窩骨折

肺癌

胃透視
デジタルエコー検査:心臓 腹部 乳腺 頚動脈
デジタルX線検査:胃十二指腸 胸部 骨関節
デジタル画像保存:14年分
									
								 
								
							
							
							
								禁煙外来 肺癌予防
								
								
									なぜ禁煙するの? 
喫煙は愛好家にとっては“憩い”ですが、喫煙しない人には“苦痛”に過ぎません。 
煙は喫煙者と非喫煙者の双方のお体に悪影響があります。最近では職場や公園などでも喫煙禁止の場所が増えています。 
止めたいけど止められない! そんな方には禁煙外来があります。 
禁煙外来の内服療法では、比較的無理なく禁煙が成功しています。80%程度の方が成功し、止めてよかったと言われています。この方法はニコチン補充療法と呼ばれ、2週間の治療期間です。その間に、5回受診していただきます。保険適応の治療です。 
絶対に成功するんだ・・・などと意気込まないで、お気楽にご相談下さい。
喫煙率・一人あたり消費本数と肺がん年齢調整死亡率
 【新版 喫煙と健康ー喫煙と健康問題に関する検討会報告書】2002年より抜粋

喫煙と肺癌発生率の関係 
1950年頃から団塊の世代が中心となって喫煙率と喫煙本数が増加しました。これに伴って肺癌死亡率が最高点に達しました。1976年あたりから喫煙本数と喫煙率が低下すると、比例するように肺癌死亡率が下がっています。 
つまり、肺癌はタバコを吸えば増え、吸わなくなれば減ります。一日も早く禁煙を開始しましょう。 
ご家族などの受動喫煙者への影響も減らせます。 
禁煙は、お財布にもやさしいですよ。
									
								 
								
							
							
							
								喫煙の合併症
								
								
									全身に悪影響があります

肺癌
57歳男性 CT検査 肺癌 COPDを認めます。 

COPD
47歳 男性 COPDの肺3D-CT画像です。 
慢性の咳を訴えています。 
肺には多数の赤い丸領域が多数認めます。ここは肺が全く破壊された部分で、呼吸できない単なる袋に置き換わった 場所です。
COPDと診断されます。
喫煙を続けると 肺機能不全となり在宅酸素療法などが必要となります。 

ASO;MRA画像
閉塞性下肢動脈硬化症のMRA画像; 
左下肢のしびれを訴える72歳 男性です。 
間歇性跛行という症状で、50m歩くと、休まなければならないくらいに下肢の筋肉痛がおこります。 
MRA画像では閉塞性下肢動脈硬化症と診断されます。左総腸骨動脈が閉塞しています。これが左下肢のしびれの原因です。 
 喫煙の健康への影響は大きくは4種類です。
- 癌;肺癌、食道癌、膵臓癌、口腔癌、中咽頭下咽頭癌、喉頭癌、膀胱癌
- 虚血性疾患;狭心症、心筋梗塞、閉塞性下肢動脈硬化症も
- COPD;慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)
- その他;胃十二指腸潰瘍、気管支喘息、歯周病