なぜ禁煙するの?
喫煙は愛好家にとっては“憩い”ですが、喫煙しない人には“苦痛”に過ぎません。
煙は喫煙者と非喫煙者の双方のお体に悪影響があります。最近では職場や公園などでも喫煙禁止の場所が増えています。
止めたいけど止められない! そんな方には禁煙外来があります。
禁煙外来の内服療法では、比較的無理なく禁煙が成功しています。80%程度の方が成功し、止めてよかったと言われています。この方法はニコチン補充療法と呼ばれ、2週間の治療期間です。その間に、5回受診していただきます。保険適応の治療です。
絶対に成功するんだ・・・などと意気込まないで、お気楽にご相談下さい。
喫煙率・一人あたり消費本数と肺がん年齢調整死亡率
【新版 喫煙と健康ー喫煙と健康問題に関する検討会報告書】2002年より抜粋
喫煙と肺癌発生率の関係
1950年頃から団塊の世代が中心となって喫煙率と喫煙本数が増加しました。これに伴って肺癌死亡率が最高点に達しました。1976年あたりから喫煙本数と喫煙率が低下すると、比例するように肺癌死亡率が下がっています。
つまり、肺癌はタバコを吸えば増え、吸わなくなれば減ります。一日も早く禁煙を開始しましょう。
ご家族などの受動喫煙者への影響も減らせます。
禁煙は、お財布にもやさしいですよ。